上越高校が人工芝でフルピッチのサッカーグラウンド新設 12月完成

上越高校(新潟県上越市寺町3)がサッカーのグラウンドを新設する。上越地域の高校では唯一の人工芝のフルピッチのグラウンドで、照明設備も設置される。2018年5月28日、同校でグラウンド拡張工事の安全祈願祭が行われた。

同校では2016年に、元Jリーガーの藤川祐司さん(29)をサッカー部の監督として招へいした。監督就任当初はひと桁だった部員が現在は60人まで増えた。しかし現在の練習用グラウンドはフルピッチの3分の1ほどの大きさしかなく、戦術的な練習をするため週の半分は柿崎区や頸城区の施設に通っている。

こうした困難を解決しようと同校では今回、用地取得費を含め約2億円の事業費をかけて、練習用グラウンド西側の山麓線沿いに96m×70mの人工芝グラウンドを増設する。工事は11月までの予定で、12月から使用できる見通しだ。

現在の練習用グラウンド西側の山麓線沿いにフルピッチのグラウンド整備される
上越高校サッカーグラウンド

この日の安全祈願祭には学校関係や工事関係者ら約20人が出席し、神事を行った。サッカー部の藤川監督は「上越地域の高校では唯一の施設で、パワーあふれる夢の場所になる。上越地域はもちろん他地域からも人が集まってくると思う」と期待を込め、「上越地域にとって素晴らしいことができると思う。地域の選手の育成し、地域とともに成長していきたい」と話していた。

上越高校