自転車で高田のまち巡り楽しんで 高田世界館がレンタサイクル事業開始

自転車に乗って高田の街巡りを楽しんでもらおうと、新潟県上越市本町6の高田世界館は2020年7月18日、レンタサイクル事業をスタートした。

市の社会実験事業で、同館を運営する「NPO法人街なか映画館再生委員会」(岸田國昭代表)が実施している。シティサイクル5台を貸し出し、同館を拠点に本町商店街や高田城址公園、寺社が集まる寺町地区などを自由に周遊することができる。高校生以上を対象に、1台3時間まで300円、1日乗り放題500円で貸し出しを行っている。11月末まで。

高田の街なかを周遊できるレンタサイクル
高田世界館レンタサイクル

同館支配人の上野迪音さん(32)によると、同館には遠方から電車で訪れる観光客も多いことなどから、街なかの移動手段としてレンタサイクルのニーズを感じていたという。日本最古級の映画館としての独自の発信力を生かし、観光の窓口としても一役買いたいと、事業者募集に名乗りを上げた。

上野さんは「高田は個性的な個人商店が多く、特徴的な町並みがあるので、自転車に乗って知ってもらえたら。歩くと遠くて諦めてしまうエリアまで隅々巡り、いろいろな側面を楽しんで」と話している。

利用時間は午前9時30分から午後5時まで。同館窓口で声をかけてレンタルする。事前予約も可能。天候状況や窓口の都合で貸し出しを中止する場合がある。問い合わせは同館025-520-7626

高田世界館