妙高市に本店置く総合衣料小売「シロキヤ」が事業停止 負債は約2億円

新潟県妙高市関山に本店を置く総合衣料小売「有限会社シロキヤ」(資本金500万円)が2023年4月5日で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。帝国データバンク上越支店の調べで、負債は約2億円が見込まれる。

本店を置くシロキヤ関山店

同社は1955年(昭和30年)に創業、1987年に法人改組した。婦人服を中心に日用雑貨などを扱う総合衣料小売業者で、本店に加え、1996年に上越店(高土町1)、2003年に柿崎店を出店した。

低価格な品ぞろえで地元での知名度は高く、同業種の「しまむら」「シオジマ」と並んで、上越の女子高生などから「3S」と呼ばれた時代もあった。

しかし、近年は大手量販店との競合激化、人口減少などの影響で、2007年に柿崎店を閉店し、事業規模が縮小した。2022年8月期の年売上高は1億5000万円に減少していた。

今期に入っても先行きの見通しが立たず、代表の後継者もいなかったため、今回の事態となった。

高土町1のシロキヤ上越店

上越店の張り紙