ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年になる2023年2月24日、新潟県上越市下門前のかに池交差点で、ロシアの侵攻に抗議する市民団体のスタンディング活動が行われた。参加者はいまだ終わりが見えない戦況に、「戦争は誰も幸せにしない」などと平和を訴える声を上げた。
上越レッドアクション実行委員会が主催し、新日本婦人の会上越支部や上越九条の会などから約20人が参加。青と黄色でウクライナ国旗に見立て、「NO WAR」「戦いのない平和な世界に」などと書いたプラカードを掲げた。
参加者はマイクを握り「侵略行為は断固糾弾」「国際秩序を無視する態度」などとロシアを非難し、道行く人や車に対して「国際社会が平和の秩序を取り戻す」「一致団結を求め行動することが大切」などと呼び掛けた。
参加者の70代女性は「(ウクライナの人々が)食べるものも家もない状態で、どうやって希望を持っていけるのかと思うとすごく切ない。多くの人に関心を持ってもらいたい」と願った。
同実行委員会と、新日本婦人の会上越支部の渡辺寿子事務局長(63)は「罪のない人たちが亡くなり、家族がバラバラになっているのは理不尽すぎて納得できない。争いや紛争がない社会を願って声を上げ続ける」と話した。