金谷山スキー場が2月1日に待望のオープン 

新潟県上越市にある「金谷山スキー場」の今季の営業が2023年2月1日、スタートする。当初は1月12日にオープン予定だったが、積雪不足のために延期されていた。

上級者向けの白旗山コース(1月31日午前)

日本スキー発祥の地として知られ、高田市街地から最も近いスキー場として親しまれている。全長約260mのシングルリフト1基が運行し、上級者向けの白旗山、中級者向けの尾根と向山の計3コースがあるほか、小さな子供たちがそりや雪で遊ぶことができる広々としたスノーパークも完備する。今シーズンからリフトの滑車部分が新たなものに付け替えられた。

今シーズンから新しくなったリフトの滑車

スキー滑走可能条件は積雪70cm以上、圧雪状態で30cm以上で危険箇所がないことが目安となっており、ここ数日の寒波で一気に積雪1mを超えたことから、ようやくオープンを迎える。31日午前7時半の積雪は105㎝、圧雪状態で60㎝以上となっている。

スキー場スタッフによると、毎年シニア層のベテランをはじめ、スキーデビューする子供の練習の場としても多く利用されるほか、スキー発祥の地を“聖地”として訪れる県外のスキーヤーの姿も見られるという。

オープン前にすでにゲレンデでスキーを楽しむ人もおり、スキー歴約40年の春日山町の男性(76)は「自宅から近くにあるとてもいいスキー場。健康維持のため、毎年利用している。オープンすればリフトにも乗る。今年もスキーを楽しむ」と話していた。

オープン前日にゲレンデを整備をする圧雪車

子供たちが遊べるスノーパークもある

金谷山管理事務所の西條和彦所長は「気温も下がり、雪もいい状態。スキー発祥の地でレルヒ少佐に思いを馳せてスキーを楽しんでほしい」などと話していた。

今季の営業は積雪状況にもよるが3月12日までの予定。リフト料金は1回券大人210円、同小中学生160円、11回券大人2100円、同小中学生1600円。第3日曜は「スキーこどもの日」として小学生が、毎週土曜は「こどもの日パスポート」を提示すると市内の小中学生がそれぞれ無料となる。また、2月4、5の両日はレルヒ祭が開催され、リフトが無料開放される。リフトの運転時間は午前9時から午後4時30分まで。営業状況などの問い合わせは金谷山管理事務所025−525−4295