約10万4千羽の殺処分完了 高病原性鳥インフル確認の上越市の養鶏場

新潟県は2023年1月15日、高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された上越市の養鶏場の鶏約10万4000羽の殺処分が午後4時に完了したと発表した。焼却や養鶏場の消毒などを含めた防疫措置は今後2日程度かかる見込み。

上越市の養鶏場で処分作業を行う職員ら(2023年1月13日、新潟県提供)

殺処分されたのは、養鶏場で飼育されていた全ての鶏で10万3887羽(速報値)。県によると、15日午後5時現在、近隣の養鶏場で異常は見つかっていない。また処分作業による周辺の川などへの影響も15日現在、確認されていない。

この養鶏場は12日に死亡数の増加などの異常が見られ、13日朝に遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザの陽性が確認された。同日から県や上越市をはじめ周辺市町村、JAなどの職員が1日あたり最大のべ400人、24時間態勢で殺処分作業にあたっていた。

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