上教大・天野教授 新種の貝化石発見

上越教育大学(上越市山屋敷町)の自然・生活教育学系の教授で同大附属中学校長を務める天野和孝氏(56)が2010年5月11日、同大学で記者会見し、深海に生息するシンカイヒバリガイ類の新種の化石を発見したと発表した。化石は約3000万年前のもので国内最古で、同類の中では世界でも2番目に古いという。

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シンカイヒバリガイはムール貝の仲間で、世界各地深海に生息し現生種は20種が確認されている。沿岸いたヒバリガイが腐敗した木などに付着したまま、深海に移っていったとされているが、化石の発見数が少なく不明な点が多い。天野教授は「深海生物の進化の過程を検証できるのでは」と期待している。

昨年8月1日、北海道浦幌町にある石灰岩の地層から天野教授らが計94個を発見。最も大きいもので約4.5センチ。地層などから3000万年前と推定される。調査で新種であることが判明。発見された新種の学名は「ハシモディオルス・イノウエイ」。昨夏の発見時、天野教授に協力した北海道帯広市在住のアマチュア化石研究家井上清和さん(51)の姓を加えた。

天野教授は「出てくるのは予測できたが出た瞬間はやったなという感じだった」と当時を振り返った。

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