マンホール男性遺体 自ら入った可能性大

上越市稲田4の上稲田公園のマンホール内で見つかった男性遺体について上越警察署は2010年5月20日、新潟大学医学部(新潟市)で司法解剖を行った。遺体は上越市在住で5月4日から行方不明となっていた男性(42)と判明し、司法解剖の結果などから同署では男性が何らかの理由で自らマンホールに入った可能性が高く、事件性は薄いと判断している。

上稲田公園のトイレ。写真右側の土のうの下がマンホール

死因は溺死や酸欠の際に見られる呼吸機能障害。男性の身長約170センチに対してマンホールの直径は約35センチと小さく、誤って落ちたとは考えにくいと判断。さらに、これまでの聞き込み捜査などに加え、無理に押し込まれた際にできる擦り傷を含めた外傷や着衣の乱れもなかったことなどから、自ら入った可能性が高いとしている。

土のうが積まれたマンホール