キャバ嬢が経営指南! 岡本氏がアニメ表紙の新刊

20100528okamoto

毎週金曜の夜、六本木にあるキャバクラ「FLOWER」には、様々な問題を抱えた経営者が行列を作る。

週に一度、金曜しか出勤しない伝説のキャバ嬢「舞ちゃん」が目当てなのだ。

舞ちゃんの人気の秘密は、経営コンサルティング。そのアドバイスを実践するだけで、どんなに傾きかけた会社も立ち直ってしまう。

客は舞ちゃんに会うために、客は10万円もするドンペリを注文し、経営上の悩みを打ち明けるのだ。

「視聴率200%男」として知られる放送作家・安達元一氏がアイデアを出し、数々のビジネス書をヒットさせた上越市の経営コンサルタント、岡本吏郎氏が書くという最強コンビによる経営指南書が生まれた。

書名は「伝説のキャバ嬢コンサルタント舞ちゃんの世界一たのしい社長の教科書」(アスコム刊)。岡本氏がこれまで見てきた現場の事例をベースに、キャッシュフローの考え方、ポアンカレの法則、ブリコラージュやブランディングなどの手法を人気キャバ嬢の言葉を借りて平易に解説する。ドラッカーやマイケル・ポーター、神田昌典をはじめとする専門家の理論をどう応用したらいいか理解できる一冊。

ビジネス書ながら買うのも恥ずかしいアニメチックな表紙、長ったらしい書名、そしてドラッカー、とくれば、話題を呼んだあの本「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)を思い浮かべるが……。

最初の例は、老舗和菓子店。商売は順調なのに、従業員の昇給もできないほど会社に金がない。これを岡本氏が著書「会社にお金が残らない本当の理由」や「裏帳簿のススメ」で展開した内部留保論でメスを入れる。

そのほか、衰退産業である老舗写真館の再生物語、和風ダイニングバーのクレーマー対策、客が激減した民宿の大逆転秘策、多角経営に失敗した英会話教室の女社長を救う方法、「道の駅」の影響で売上が激減した農産物直売所の起死回生の一手、という事例が満載だ。

四六判、1400円。