一斉雪下ろしはダンプ3200台分 南堀に雪山

上越市は2011年2月16日、大雪災害対策本部(本部長・村山秀幸市長)の第4回会議を開き、3~8日に高田地区で実施した一斉雪下ろしの排雪量は28061立方mで、ダンプカー延べ3200台が雪を運んだと報告した。

排雪の経費は概算で4067万9000円。排雪量は2006年の豪雪時の半分にも及ばなかったが、昨年の4.5倍だった。

一斉雪下ろしは高田地区29町内会が参加して、総延長12kmで行われた。該当する市民や業者のほか、市職員ものべ521人が動員された。期間中好天だったこともあり、作業は順調に進み、当初の予定よりも1日早く終了した。

高田公園南堀に投入された雪を崩す作業

上越市の高田公園南堀には一斉雪下ろしで出た大量の雪が積み上がり、好天に恵まれた16日は重機を投入して雪山を崩す作業が行われていた。一斉雪下ろしで各町内から出た雪の一部は南堀に運ばれ、市は国交省高田河川国道事務所から借りたロータリー除雪車で雪を南堀に投入。南堀には関川の水をポンプで引いて雪をとかす消流雪設備があるが、雪山は高さ6~7mほどに達した。