「日本スキー発祥の火」金谷山から白馬村へ

「日本スキー発祥100年記念事業」として上越市の金谷山で採火された「日本スキー発祥の火」が2011年2月18日、アジアを中心としたスキーヤーに人気の長野県白馬村の八方尾根スキー場に伝達された。19日に同スキー場で行われる火祭りのたいまつ滑降などに使われ、イベントを盛り上げる。

金谷山で採火された「日本スキー発祥の火」

スキー発祥の火は、1月12日の「スキーの日」に金谷山で凹面鏡を使って採火され、市内外のイベントなどで活用されている。八方尾根スキー場は長野冬季五輪のアルペン競技で使用されたことでも知られ、最近はオーストラリアや台湾、中国などのスキーヤーで賑わっている。火の伝達は八方尾根側からの依頼で行われ、この日は白馬村や八方尾根観光協会の関係者5人が金谷山にある日本スキー発祥記念館を訪れた。

伝達式では日本スキー発祥100周年事業推進上越市委員会の小堺昭一会長が「日本中、世界中のスキーヤーが集まる八方尾根でスキー発祥の火を紹介してもらい、スキーが発展するように使っていただきたい」とあいさつ。県のスキー発祥100周年キャラクター「レルヒさん」が八方尾根観光協会の三枝兼径会長に火を受渡した。三枝会長は「スキーが低迷する中、起爆剤にしていきたい」と話した。

レルヒさんから「日本スキー発祥の火」を受け取る八方尾根観光協会の三枝会長

八方尾根スキー場では2月19日、約3600mのコースでたいまつ滑降が行われるほか、各地のゆるキャラが集合した抽選会などのイベントが行われる。
イベントの詳細は「信州白馬・八方尾根オフィシャルサイト」http://www.hakuba-happo.or.jp/