八百長疑惑で活動休止 高田農高霜鳳後援会

大相撲の八百長問題で、八百長相撲を疑わせるメールに名前が出ていると報道されている、妙高市出身の幕内力士、霜鳳関(32、時津風部屋)の出身高校である県立高田農業高校の後援会は2011年2月19日、上越市仲町2の「やすね 」で新年祝賀会を開いた。後援会によると、霜鳳は右肩の手術の後の治療を理由に祝賀会を欠席。同後援会は八百長疑惑問題に一定のめどが付くまで活動を休止することを決めた。後援会幹部や来賓からは「彼を信じている」との声が相次いだ。

上越市中町2の「やすね」で開かれた高田農業高校卒業生会と高農霜鳳関後援会の新年祝賀会

霜鳳関は妙高市(旧新井市)生まれで、県立高田農業高校出身。出身高校の後援会では毎年、場所ごとに上越産の米を贈ったり、新年祝賀会で激励するなどの活動をしてきた。八百長疑惑を受けて同後援会は「騒動がすっきりするまで活動を休む」と決めた。

同後援会の服部武会長は「本人を信用している」と話すとともに、「祝賀会には例年300人くらいが集まるが今年は少ない。問題の影響は大きい」と心配そうな表情を浮かべた。古市登副会長は「2月4日に本人と電話がつながった。『ぼくはやっていません』と話していた。潔白を証明し1日も早く土俵に上がることを望んでいる」と話した。高校時代の霜鳳の担任だった大瀧則雄さんは「真面目1本の性格の子。彼はやっていないと信じている」と話した。

同後援会によると、霜鳳からの欠席の連絡は問題が明るみになる前にあり、「右肩の手術があるので出られない。14日が手術で19日はまだ病院にいる」という旨の電話が入ったという。

また、霜鳳関の妙高市後援会(会長・入村明妙高市長)もこの日に毎年恒例の総会と激励会を妙高市内で計画していたが、激励会を中止し、総会を延期している。

*霜鳳関本人による公式ブログはこちらhttp://blog.jcan.ne.jp/shimotori/

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