新潟県上越市が新聞社系「日刊ミニコミ紙」の大激戦区に

新潟日報社は2011年7月1日から、日刊のミニコミ紙「新潟日報 上越かわらばん」を発行する。6月24日に新潟日報に折り込まれたPR版によると、タブロイド判の2ページで、新潟日報にチラシとともに折り込む形で旧上越市域を中心に3万部を発行する。上越地域では最大部数のミニコミ紙となる。

これまで、新潟日報社上越支社内にある上越ニックサービスが毎週土曜に「NIC かわらばん 笑顔」(タブロイド判、2または4ページ)を発行していたが、発行主体に新潟日報社が加わり日刊のミニコミ紙に衣替えする。

身近なニュースや生活情報、おくやみ欄などを毎日掲載するほか、スポーツ大会の記録やペットの写真など曜日ごとに企画も予定しているという。

上越市内の新聞社系のミニコミ紙は、読売新聞販売店が発行するタブロイド判4ページの「日刊上越よみうり」が以前からあるが、昨年12月に朝日新聞の販売店、ASA高田・直江津(藤田新聞販売会社)がB4判2ページの「上越 ASA ニュース」(毎週火~土曜発行)を創刊。また日刊の地域紙「上越タイムス」もある。上越市はきめこまかな地域情報を発信する紙媒体がひしめきあう大激戦区となりそうだ。