2022妙高市長選 一騎打ち制した城戸氏に当選証書

妙高市長選で初当選を果たした城戸陽二氏(55)が、投開票から一夜明けた2022年10月31日、妙高市役所で選挙管理委員会の尾﨑秀行委員長から当選証書を受け取った。

選挙管理委員会の尾﨑委員長(左)から当選証書を受け取る城戸氏

尾﨑委員長が当選証書を授与し、「おめでとうございます」と声をかけると、城戸氏は緊張した面持ちで「ありがとうございます」と答えた。

城戸新市長の任期は11月25日から2026年11月24日までの4年間。

当選証書を受け取った城戸氏

当選から一夜明けた城戸氏へのインタビュー

当選証書を受け取った後、記者からの質問に答える城戸氏

─当選から一夜明けた気持ちは。
城戸 責任の重さを改めて実感している。

─これからどういった妙高市にしたいか。
城戸 安心して暮らせる妙高を目指し、人口減少に挑戦したい。市民の生活と暮らしを守るために力の限り努力したい。

─今回の勝因は。
城戸 多くの人から支援いただいたことだと思う。

─多くの公約のうち、まずは何から取り組んでいくか。
城戸 自分自身では子育て支援、人を育てる町づくりを重点に考えているが、新図書館等複合施設は今回大きな話題になったので、きちんと取り組みたい。

─子育て支援で具体的なものは。
城戸 妊娠期から子育てまでの切れ目ないサポートを行う「こども家庭センター」の設置や、保育園から中学校までの給食費の無料化に取り組んでいきたい。

─市民から「風通しの良い町内を目指してほしい」という声があったが。
城戸 大きく人口が減少している地域、増えている地域がある。それぞれの地域によって課題はさまざま。まずは市民の声をよく聞きながら、一緒に妙高を作っていきたい。何よりも、市民から市政に関心を持ってもらう取り組みをしていきたい。

─投票率が前回よりアップ(前回選挙を0.25%上回る62.86%)した中で自分が選ばれたことについてはどう思うか。

城戸 選んでいただいた市民をはじめ、支援をいただいた皆さんには感謝しかない。自分がこれまでやってきたことを責任を持って成し遂げ、住んで良かったという妙高市にしたい。

─任期初めの11月25日までは、どういうふうに過ごすか。
城戸 任期初日からスタートできるように、いろいろな方の話を聞き、準備をしたい。

─新年度予算の編成が始まるが、子育て支援などの新しい施策を盛り込むのか。
城戸 市の職員と話し合いながら、盛り込めるところは盛り込んでいきたい。

─昨夜はよく眠れたか。
城戸 もともとショートスリーパー(短時間睡眠体質)だが、2時間ぐらいは眠れた。今朝の目覚めは4時半ぐらいかな。

─起きたときにどんなことを思ったか
城戸 新聞を読んで、実感とともに改めて責任の重さを感じた。

─取材する中で、新図書館等複合施設について投票する際に考慮したという人がかなりいた。今後どうやって説明していくか。

城戸 新図書館等複合施設はこれからの未来の子供に必要な施設であるし、人口減少に挑戦する可能性を秘めた施設である。自分の考えを多くの方に説明し、理解と納得をしてほしい。市民に向け、ていねいに説明する機会を増やしていきたい。

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