SAKEまつりで限定雪むろ酒かすラーメン販売 第3弾は「くびき牛の贅沢まぜそば」

新潟県上越市内のラーメン店でつくる愛麺会は2022年10月22、23の両日に上越市の高田本町商店街で開催される「越後・謙信SAKEまつり」で、新作の「雪むろ酒かすラーメン」を販売する。3年ぶりとなる限定ラーメンは、柿崎区産の小麦で作った太麺に、くびき牛のローストビーフや地元の13の酒蔵の酒かす入り肉みそがのるなど、上越のうまさと魅力を結集した「くびき牛の贅沢(ぜいたく)まぜそば」だ。

SAKEまつりで販売される雪むろ酒かすラーメン「くびき牛の贅沢まぜそば」

くびき牛や酒かす入り肉みそなどトッピング

同会によるSAKEまつり限定ラーメンの販売は3回目。今年の同祭は、3年ぶりに本町商店街を歩行者天国にし酒の試飲や飲食を可能にして開催されることから、これまでよりさらに上越にこだわった。

一番に目を引くローストビーフは希少なブランド牛、くびき牛で45gをトッピング。柔らかく肉のうまみが凝縮されている。コシのある太麺は柿崎区で栽培された「雪の下こむぎ」の石臼挽きを使い、小麦の豊かな風味がローストビーフに負けず、しっかりと主張している。愛麺会の20店の秘伝ダレをブレンドしたしょうゆダレにメギススープを合わせた特製ダレをかけ、肉みそは半年かけて雪室で熟成させた上越市と妙高市の13酒蔵の酒かす入りだ。ほかに野草酵素入りのキムチのもとやニンニクチップ、牛脂の揚げかすなどをトッピングし、クラフトジンで香り付けした。

濃いめの味つけで酒のつまみにぴったり。春から検討を重ねた結果、初の“まぜそば”に至ったという。

22、23日で計400食限定

価格は1500円。くびき牛が希少なため提供数が限られ、2日間で400食限定となる。販売時間は22日が午前11時から、23日は午前10時から。初日に完売しないよう、2日目の提供数も確保している。販売ブースは本町3の高田まちかど交流館(駐車場)。

「魂の込もったラーメン」と語る月岡会長

同会によると新作ラーメンは、加盟のラーメン店(21店)や13酒蔵のほか、上越産小麦やくびき牛などの食材の調達、製麺などで、地域のさまざまな企業の協力を得て完成したという。

月岡二幸会長(麺屋あごすけ店主)は「上越の企業や愛麺会のパワーが一つになった魂の込もったラーメン。ぜひ食べて元気になってもらいたい」と話した。

地元産酒かすと雪室食材使い大人気

雪むろ酒かすラーメンは、市内のラーメン店と同市ものづくり振興センターが、酒どころ上越ならでは「酒かす」と雪国特有の「雪室」を生かしたご当地ラーメンとして2018年に発案した。地元産の酒かすと雪室食材を使い、発酵食品や上越産の野菜、魚介類をトッピングすることが条件となっている。毎年冬に愛麺会の各店がオリジナルラーメンを提供しているほか、2018年からSAKEまつり限定ラーメンを販売し、2019年は2日間で計1200食を売り上げ人気を呼んでいる。

「くびき牛の贅沢まぜそば」を販売場所の高田まちかど交流館

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