レルヒ祭の集客イベント全て中止に 新型コロナ再拡大で縮小開催

新潟県上越市の金谷山スキー場などで2021年2月6、7日に開かれる「レルヒ祭―日本スキー発祥110周年―」が、新型コロナウイルスの感染再拡大のため、規模を大幅に縮小して開催される。一本杖スキーの披露や屋台村の開設など、金谷山スキー場での集客イベントは全て中止となる。同祭実行委員会が1月27日に発表した。

金谷山会場で実施されるのは、6日午後7時からの約10分間の花火打ち上げと、7日午後5時から同8時までのレルヒ像のライトアップのみ。花火の打ち上げは、密集を避けるため会場での観覧は不可とし、同祭ホームページでの動画配信などが行われる。高田本町商店街での「本町ガチ盛りまつり」(2月6〜28日)と雪灯籠の設置(2月6日)は予定通り行われる。

また、同祭に合わせた日本スキー発祥記念館の入館無料も、予定通り2月6、7の2日間実施される。

記録的少雪で雪関連のイベントを中止した昨年以上の縮小開催に、同祭実行委事務局は「準備を重ねてきたので非常に残念。花火は日本スキー発祥110周年と新型コロナ収束の願いを込めて打ち上げるので、改めてレルヒ少佐の顕彰の気持ちを持って見てもらえたら」と話している。

◇レルヒ祭公式ホームページ◇
https://www.joetsu-kanko.net/special/lerch/