新潟県上越市三和区のネイチャーリングホテル「米本陣」が2019年10月1日から、レストランの営業と入浴無料休憩所を休止する。冬季(1月4日〜2月末)の平日日帰り入浴も休止する。宿泊、宴会、日帰り入浴、売店は引き続き営業する。
ホテルの指定管理者、三和振興の竹内仁社長によると、人手不足のため、土、日曜を中心にレストラン用に人員が割けないという。昼食の利用者も少ないことから、経営健全化のために休止に踏み切った。レストラン休止に伴い、昼のみ提供していた名物の「酒粕ラーメン」は食べられなくなる。
日帰り入浴者向けの無料休憩所を休止し、湯茶のサービスも止める。光熱費がかかり、入浴者が少ない冬季(1月4日〜2月末)の平日日帰り入浴も休止する。
また、消費税率が10%に引き上げられることに伴い、10月1日から入浴料金を大人550円、小学生350円、3歳以上100円に改定する。
「米本陣」は旧三和村(現上越市三和区)が観光の中核となる滞在型宿泊施設として建設し、25年前の1994年10月13日にオープン。現在は「J-ホールディングス」傘下の第三セクターホテルとして営業している。2015年11月までは周囲に、博物館「米と酒の謎蔵」、食の体験施設「味の謎蔵」、日帰り温泉「ひなた荘」などがあり、人気を集めた。
◇「ネイチャーリングホテル米本陣」の公式サイト http://www.mypara.co.jp/