ホーム > 2021/12

妙高市の3酒蔵と老舗菓子店が「純米酒かすてら」を共同開発

1か月前

新型コロナウイルスの影響で売上が低迷する日本酒、菓子業界を盛り上げようと、新潟県妙高市内三つの酒蔵と同市下町の老舗菓子店「養老本舗 池田屋」が共同開発した「純米酒かすてら」が2021年12月18日、発売される。日本酒を菓子で味わえる気軽さから、贈答品としての需要の拡大にも期待を寄せる。

18日発売の「純米酒かすてら」(撮影用にカット)
DSC_5586

発案者は鮎正宗酒造(猿橋)取締役の飯吉由美さん(39)。コロナ禍で日本酒の消費が落ち込む中、以前から交流のあった池田屋店主の池田雄二郎さん(65)に、同店の「ブランデーかすてら」を日本酒で作れないかと提案した。商品化は「新たな需要の創造」をモットーに地域全体で取り組みたいと、君の井酒造(下町)と千代の光酒造(窪松原)にも声を掛けた。

製造を任された池田さんは当初、純米酒だけに絞らず、大吟醸など豊富な種類で試作。各蔵元の従業員に試食してもらった感想を参考に、池田さんがそれぞれの味や香りなど、個性が出ていると感じた純米酒に統一することになった。

各蔵元の純米酒を使用
DSC_5568

生地とシロップに純米酒をたっぷり使用し、カステラの甘さの中に日本酒のコクや芳醇(ほうじゅん)な香りをプラス。風味を生かすため素材にこだわり、同店既存のカステラとは異なるレシピで作り上げた。池田さんは「普段日本酒を飲まない人にもうまみが伝わる味になった」と自信をみせる。

パッケージは酒蔵をイメージして杉玉をデザインし、各社のロゴも入れた。

今回のコラボに君の井酒造、田中智弘専務(41)は「3社そろって1つの菓子店とコラボするのは初の試み。酒とカステラの味のバランスが良い」。千代の光酒造、池田剣一郎常務(38)は「日本酒のさらなる可能性を感じた。これをきっかけに日本酒に興味を持ってもらいたい」と話した。

発案者の鮎正宗酒造、飯吉さん(右)と池田屋の池田さん
20211208純米酒かすてら1

飯吉さんは「年末年始に帰省される方はぜひ手土産に、また地元に戻って来られない方への贈り物にも使って味わっていただけたら」と話している。

販売は池田屋で、価格は1個4切れ入りで850円。1個からでも箱に入れられ、価格は1000円。2個セットは1900円で、3個セットは2800円。営業時間は午前9時から午後5時30分までで、日月曜定休。問い合わせは0255-72-2074

養老本舗 池田屋