気象庁は、1時間ごとに6時間先までの予想降雪量を地図上に示す「今後の雪」(降雪短時間予報)を、先月からホームページで公開している。新潟地方気象台では1日2回、降雪量予報を発表しているが、より詳細に知ることができるようになった。上越地方は2021年12月17日夜から強い寒気が流れ込み、18日にかけて大雪と予想されている。
近年の集中降雪で高速道路や国道で車の立ち往生が相次いだことから、ドライバーなどに地図上で予想降雪量や大雪の地域の広がりやをひと目で把握してもらおうと導入した。
気象庁はこれまでも降雪量の予報を発表しており、新潟地方気象台では1日2回12時間単位で、「上越平野10〜20cm」のように数値で発表している。
今後の雪は、6時間先までの予想降雪量を、数値ではなく地図上に5kmメッシュで色で表示するのが特徴。降雪量や積雪の深さ、大雪の範囲の最新の予測をひと目で確認できることで、道路管理者やドライバー、市民などに、交通規制や遠方への出控えなどの判断に役立ててもらう。更新は1時間ごとで、最新の予報を確認できる。
1時間ごとに6時間先までの最新の降雪量予測を地図上で確認できる(気象庁の資料より)
なお現在の予報精度では降雪量と積雪の深さは実際より少なめの予報となる場合もあり、気象情報で予想される降雪量も合わせて確認してほしいとしている。
新潟地方気象台によると、新潟県上越地方は2021年12月17日夜から強い寒気が流れ込み、18日は雪を伴った大荒れの天候となる模様。18日午前6時までの24時間降雪量は多い所で平地で15cm、山沿い60cm、19日午前6時までの24時間では平地で5〜15cm、山沿い30〜50cmの降雪が予想されている。