今年の高田本町の漢字は「元」 書道パフォーマンスで発表

今年一年の高田本町を表す「令和元年 本町の漢字」が、「元」に決まった。2019年12月21日、新潟県上越市本町4のイレブンプラザで発表会が行われ、同市の書道家、渡邉谿雪さんが力強い筆さばきで漢字を書き上げた。
 

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本町の漢字は、商店街への関心を集め、商店街のイメージを知ることを目的に高田本町商店街が2015年から決めており、今年で4回目。11月15日から12月1日まで、イレブンプラザや商店街の店舗に設置した応募箱や、インターネットでの投票で漢字を募集。「歴」「守」「雁」「楽」などの候補の中から、商店街の若手が集まり選定したという。

発表を前に、本町3・4・5丁目商店街振興組合連合会の大嶋喜久雄会長があいさつ。「今年は5〜88歳から172通の応募があった。本町への厳しい意見や、頑張れよというメッセージをいただいた」などと話した。
書道パフォーマンスでは、約50人の市民らが見守る中、3m四方の和紙に、渡邉さんが真剣な眼差しで筆を走らせた。3本の筆を使い、金色の絵の具で模様を書くなどして、書を華やかに仕上げた。渡邉さんは「“元”は画数が少ないので、紙に負けないよう力強く書いた」と話していた。

迫力あるパフォーマンスを披露する渡邉さん
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漢字の選定理由について大嶋会長は、令和元年であり、「元気で明るい本町になってほしい」などとメッセージが寄せられたためと話し、「これから元気な商店街を目指して、一丸となって頑張っていきたい」と決意を述べた。

書は、12月23日から2020年1月20日まで、上越市本町5の「あすとぴあ高田」の吹き抜け部分に展示される。