上越市高田で5月中旬並の21.6度 “春の訪れ告げる” ミズバショウ咲く

新潟県上越市・高田は2020年3月19日、最高気温が20度を超え、心地よい春の陽気に包まれた。新潟地方気象台によると午前11時34時には今年の最高気温となる21.6度を記録。5月中旬並の暖かさとなった。今年、気温が20度を超えたのは3月10日に続いて2度目。同市滝寺では、「春の訪れを告げる花」と呼ばれるミズバショウが咲き始めていた。

滝寺の自生地に咲き始めたミズバショウ
ミズバショウ

同気象台によると、南からの暖かい空気が北陸地方に流れ込んだことや、晴れたことが要因となり、気温が上がったと見られる。

滝寺のミズバショウ自生地は同地の保全活動や管理を行う「滝寺まちづくり協議会」が管理しており、例年、高田公園の桜と同時期に見頃を迎えると言われている。現在、自生地には小ぶりながらもミズバショウが咲き始めたほか、付近の山肌には紫色の可憐なカタクリも咲いている。