長雨で観測史上最短の日照時間 上越市高田の7月 平年のわずか20%

新潟地方気象台は2020年8月4日、梅雨の長雨の影響で、上越市高田の2020年7月の日照時間が平年のわずか20%の30.5時間にとどまり、1922年の統計開始以来、年間を通して最も短くなったと発表した。

気象台によると、7月は梅雨前線が本州付近に停滞し続け曇りや雨の日が多くなり、日照時間が極端に短くなった。高田では1か月のうち、日照なしの日が11日に上った。

日照時間は降雪がある冬が短く、高田でこれまで最も短かったのは27年2月の31.5時間。例年だと7月下旬に梅雨明けして日照時間が増えるが、今年は梅雨が長引いたことから、冬並みの日照時間にとどまった。気象台では「記録的な日照不足の月だった」としている。

雨の日も多く、降雨があった日は26日となり、降水量は平年の158%に当たる333mmとなった。