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上越市の高倉商事が自己破産申請 負債6億6700万円 県内初の新型コロナ倒産

3か月前

新潟県上越市東本町1の衣料品卸売業「高倉商事株式会社」(資本金2586万円)が2020年3月30日、新潟地裁に自己破産の申し立てを行い、同日に破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンク上越支店、東京商工リサーチ高田支店によると、負債は約6億6700万円が見込まれる。新型コロナウイルスの影響による関連倒産は県内初。

破産手続き開始決定を受けた高倉商事(東本町1)
高倉商事

同社は1914年(大正3年)5月に衣料品小売業として創業、1948年(昭和23年)11月に「株式会社高倉商店」の商号で法人改組した。その後に衣料品卸売が主体となったため、1963年1月に現商号に変更した。

婦人服を主力とする衣料品の卸売を行い、宝石や寝具、介護用品、健康関連用品など取扱品は多岐にわたった。新潟市に新潟店を設置するなど県内外の小売店に営業を展開し、1984年には新潟店に現金問屋部門を開設するなど事業を拡大した。また、貸店舗業を開始して多角化を進めるなど、ピーク時の1989年4月期には約26億6200万円の売上を計上していた。

しかし、廉価な海外製品への需要シフトが進むようになるなど、徐々に販売低下が進み、近年の売上は約7億円にまで減少していた。

このような中、新型コロナウイルスの感染拡大で催事や展示会を開催できず、得意先の小売店も外出自粛で売上が減少したこともあり、2月から売上がさらに落ち込み事業継続が困難となった。

上越市の高倉商事