高さ3mほどの雪壁でつくる「雪の回廊」が2022年2月、新潟県妙高市両善寺のロッテアライリゾートにお目見えした。訪れたスキー客らは雪壁の迫力を体感しながら通路を歩き、写真撮影などを楽しんでいる。
雪の回廊は、宿泊棟前のスペースに積もる雪を活用し、豪雪地帯ならではの景色を楽しんでもらおうと昨シーズンから行っている。
三つの宿泊棟をつなぐように除雪機で全長300mの通路を掘り、雪を積み上げて壁の高さを出した。夜には約100個のキャンドル型LEDライトが回廊に明かりをともし、日中とは違う雰囲気が楽しめる。
朝から晴れ間が広がった24日は、連日降り続いた雪で壁の高さは最大5m近くになり、訪れた人を驚かせた。東京都から夫妻でスキーをしに訪れた会社員の男性(49)は「これだけの雪が降るとは感動した。また見に来たい」と微笑んだ。
同リゾートマーケティングの樋口忠弘さんは「雪壁の高さと迫力を楽しんでもらえれば。気軽に足を運んでほしい」と話している。
入場無料。期間は3月31日までの予定だが、今後の天候や積雪状況により変更する場合がある。