坂口謹一郎博士生誕120年記念「サカキンさんのおべんとう」 SAKEまつりで販売

新潟県上越市出身で発酵・醸造の世界的権威、坂口謹一郎博士の生誕120年を記念した「サカキンさんのおべんとう」が2017年10月21、22日に同市高田本町商店街で開かれる「越後・謙信SAKEまつり2017」の販売される。販売に先駆けて同市仲町4の高田ターミナルホテルで10月16日、試食会が行われた。

同市や有識者などで作る生誕120年記念事業実行委員会が「発酵のまち上越」をピーアールする一環として、同ホテルの協力を得て考案した。この日は、同委員会の小林元副委員長、坂口記念館の笠原昇治館長ら8人が味を確かめた。

越後・謙信SAKEまつりで販売される「サカキンさんのおべんとう」
20171016サカキン弁当2

考案された発酵食品メニューは、塩麹に2日間漬け込み柔らかく仕上げた「若鶏の塩麹グリル」、かんずりと塩麹で甘みと深みを出した「塩麹トマトソースのひじきハンバーグ」、甘さ控えめの「ヨーグルト出汁巻き玉子」、上越産の新米を使用した「コシヒカリおにぎり」など9種類。全てが発酵食品で、砂糖を使わず、食物繊維との掛け合いを意識したメニューを揃えた。

弁当の包み紙には、120周年を機に実行委が考案した坂口博士のキャラクター「サカキンさん」が描かれている。

笠原館長らは一品ずつ口に運ぶと「おいしくて深みがある」「ヘルシーなのに味がしっかりしている」などと話したほか、「小分けになっているのでシェアしやすい」と評価していた。

価格は1個1200円(税込み)。1日100個限定で2日間合わせて200個を販売する。