ランナー24人がハチに刺される 「くわどり謙信公トレイル」

2017年10月15日午前11時頃、新潟県上越市の桑取地区で開催されていた山道を走る「くわどり謙信公トレイル」に出場していたランナー男女24人がハチに刺された。このうち、女性2人が同市内の病院に搬送されたが、いずれも軽症という。

ハチにさされたランナーを搬送するために現場付近に集まった救急車(写真・参加者提供)
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消防や警察、関係者によると、ランナーがハチに刺されたのは、同市皆口の温泉宿泊施設「くわどり湯ったり村」から南葉山に向かう登山道を約2キロ登った地点。24人は手や足を刺され、県外から参加していた40代と60代の女性2人が唇の腫れや喉に違和感を訴えて、病院に搬送された。

ハチに刺されたランナーは、大会で最も距離が長い25キロコースの参加者で、午前9時30分に「くわどり湯ったり村」をスタートし、コースの途中で被害にあった。

関係者によると、大会には134人が参加し、同コースには60人が参加していたが、中止された。その他の4キロ、8キロコースは予定どおり実施された。今月始めと当日の朝にコースの下見をしたが、ハチは確認されなかったという。