新潟県上越市国府2の杉沢志郎さん(74)が、自宅の裏山に300本以上のモミジを植え、「国府もみじ園」として無料開放している。紅葉もピークを迎えており、杉沢さんによると、11月20日頃まで景観を楽しむことができる。
杉沢さんは約30年前から、自宅裏山の私有地約1万平方mの土地に、計18種類のモミジの木を植えて、丹精を込めて育てている。樹木の数は300本を超え、「景観を多くの人に味わってもらいたい」と、数年前から無料開放し始めた。
植えられているモミジの約7割は、耐寒性に優れた「オオサカズキ」という品種。杉沢さんは、水道水を使わず雨水を溜めて、ホースやバケツを使って地道に水やりを行っている。
園内のモミジは見栄えが良くなるように配置されている。散策できるように本格的に遊歩道が整備されており、裏山を登ると赤く染まったモミジと直江津の町並みを一度に味わうことができる。
杉沢さんは「京都や奈良にも負けないモミジを国府で見ることができる。気軽に見に来てください」と話している。