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国宝の太刀購入めぐり賛成、慎重の市民が独自にフォーラム 上越市は28か所で説明会

2年前

新潟県上越市が購入を目指している上杉謙信の愛刀「太刀無銘一文字(号山鳥毛) 」について、市主催の説明会が始まった。購入への賛否について市民の側からの動きも活発化してきている。太刀購入に賛同する市民団体4団体が11月18日午後2時からフォーラムを開くほか、別の市民有志は年明けに「税金で刀を買うことが本当に必要なのか」という視点から独自にフォーラムを計画している。

太刀は国宝刀剣の中でも最高傑作の一つとされるもので、国宝に指定されている。個人が所有し、現在岡山県立博物館に寄託されている。評価額は3億2000万円で、市では官民一体で募金活動などを始めており、予算措置を合わせて来年度中に購入する方針だ。

上越市が28か所で市民講座

上越市は11月15日から、太刀について市民に説明する講座をスタートした。12月22日まで市内28会場で開催する。申し込みは不要で、どの会場でも参加できる。野沢朗教育次長と担当者が、太刀の由来や価値、上越市と上杉家の関わりなどについて説明する。会場と時間は次の通り。問い合わせは市総合博物館025-524-3120。

  • 11月15日(火)午後7時 安塚コミュニティプラザ
  • 11月16日(水)午後7時 大島地区公民館
  • 11月17日(木)午後7時 牧コミュニティプラザ
  • 11月18日(金)午後7時 午後7時大潟地区公民館
  • 11月19日(土)午後7時 ユートピアくびき希望館
  • 11月20日(日)午後1時30分 浦川原地区公民館
  • 11月23日(祝)午後1時30分開始 板倉コミュニティプラザ
  • 11月25日(金)午後7時 はーとぴあ中郷
  • 11月26日(土)午後7時 吉川地区公民館
  • 11月27日(日)午後7時 柿崎地区公民館(午後1時30分開始)午後7時
  • 11月29日(火)午後7時 清里コミュニティプラザ
  • 11月30日(水)午後7時 三和地区公民館
  • 12月1日(木)午後7時 名立地区公民館
  • 12月2日(金)午後7時 新道地区公民館
  • 12月4日(日)午後1時30分 ミュゼ雪小町
  • 12月6日(火)午後7時 金谷地区公民館
  • 12月7日(水)午後7時 諏訪地区公民館
  • 12月8日(木)午後7時 津有地区公民館
  • 12月9日(金)午後7時 三郷地区公民館
  • 12月11日(日)午後1時30分 春日謙信交流館
  • 12月13日(火)午後7時 ラーバンセンター
  • 12月14日(水)午後7時 高士地区公民館
  • 12月15日(木)午後7時 カルチャーセンター
  • 12月16日(金)午後7時 八千浦交流館はまぐみ
  • 12月18日(日)午後1時30分 直江津学びの交流館
  • 12月20日(火)午後7時 保倉地区公民館
  • 12月21日(水)午後7時 北諏訪地区公民館
  • 12月22日(木)午後7時 谷浜・桑取地区公民館

取得目指す4団体が11月18日にフォーラム開催

11月18日午後2時から、上越市西城町3の高陽荘で太刀購入を目指す4つの市民団体によるフォーラムが開かれる。会費は500円で、誰でも参加できる。

「武将の魂と愛刀に学ぶ集い」と題して、市民まちづくり学習塾「雪下駄」と上越武道連盟、謙信公「義の心の会」、琢磨の会の4団体が主催する。上越市教育委員会の野沢朗教育次長が「経過と今後の方向性について」、義の心の会の石田明義会長が「名刀の歴史と価値について」をテーマにそれぞれ話す予定。

チラシ

申し込みは不要で、会費は当日会場の受け付けで支払う。

問い合わせは事務局025-523-4795(アイエムタクシー) 。

「税金での購入は本当に必要か」慎重な市民有志もフォーラム計画

太刀購入に向けた動きが進む中、別の市民有志は「税金で刀を買うことが本当に必要か」という視点から、賛成・反対を越えて市民一人一人が考えようというフォーラムを計画している。来年1月か2月の開催を目指しており、現在実行委を募集している。

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上越市岩木在住のタイヤ販売店社長の今井孝さん(47)らが中心となり企画している。今井さんは今年4月の市議選では、候補者に独自に公開アンケートを実施している。今井さんは今回のフォーラムについて「単なる賛成派と反対派がぶつかるだけの討論会ではなく、市議会に任せっぱなしにするのでもなく、多くの市民が知り、考え、冷静かつ健康的に意見を交わす場にしたい」としている。

主旨説明と実行委募集のページ(http://joetsu-kakumei.net/sanchomo-forum-committee-invited

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