上越市大貫のチャペルが12月末で閉鎖 地元が金谷地区公民館として活用を要望

新潟県上越市大貫の山麓線沿いにある郊外型チャペル「アンニヴェルサリオ」が2017年12月末で施設を閉じることになった。施設を運営するブライダルハウス(上越市本町2)は、地域活性化のため施設を無償で譲っても良いとの意向を示しており、地元の金谷地区町内会長会(高橋敏光会長)は2017年12月18日、金谷地区公民館として活用してほしいとする要望書を、土地を所有する上越市に提出した。

年末で施設を閉鎖するアンニヴェルサリオ
2017-12-28 アンニヴェルサリオ

チャペルは2000年8月オープン

チャペルは上越市本町2の「かねこ貸衣裳店」(現ブライダルハウス)が建設し、2000年8月オープンした。10階建てビルに相当する高さ32mの独立型で、総工費は約4億円を投じた。20mの大理石のバージンロードと、100人が着席できるホール、本格的なパイプオルガンを備える。夜にはライトアップやイルミネーションを施し、美しい夜景は地域のシンボルになっていた。

夜はライトアップされ地域のシンボルになっている
2017-12-25 ライトアップ

建設地は上越市がレルヒの森として整備していた一角で、隣のレストラン、ヨーデル金谷と披露宴での連携も図ってきた。金子里子社長は「事業の縮小で、チャペルは年内で営業を終了する。施設は市が“いい”と言えば譲ってもいい」と話している。なお、貸衣装の「ブライダルハウス上越店」(本町2)は営業を継続する。

金谷地区公民館としての活用を提案

一方、28町内約4500世帯がある金谷地区では従前から市に地区内への公民館新設を要望していた。金谷地区町内会長会では、金子社長から施設の無償譲渡の意向を聞き、12月14日に開かれた総会で、金谷地区公民館としての活用を提案。満場一致で了承され、同18日に土地を所有している上越市に要望書を提出した。

要望書によると、チャペル棟はコンサートや発表会、催し物に活用し、別棟は金谷地区公民館として利用したいとしている。

上越市は実現できないと回答

これに対して市は同26日、改装費用や維持管理費がかかることなどを理由に実現できない旨を同会に回答した。金谷地区町内会長会の高橋会長は「何年も要望してきたがいつになるか分からず、市の財政も厳しいので、無償譲渡の話を提案したのだが理解してもらえずとても残念」と話している。


アンニヴェルサリオ