県内企業の経常利益ランキング 上越地区では有沢製作所が21位

東京商工リサーチ新潟支店は2018年9月13日、前年1月〜12月期までを決算とする新潟県内企業の経常利益ランキングベスト30を発表した。1位はキヤノントッキ(本社見附市)で、前年4位より順位を上げた。上越地区では有沢製作所(本社上越市)が21位に入った。

県内21位、上越地区1位となった上越市の有沢製作所
有沢製作所

1位のキヤノントッキは前年の58億円から216億円に大きく伸ばした。有機EL蒸着装置の受注増加により、売上高が前年に比べてほぼ倍増したことが寄与し、売上高同様に経常利益も過去最高を更新した。2位は昨年1位のコメリ(本社新潟市)、3位は日本精機(本社長岡市)、4位は「ホームセンタームサシ」を展開するアークランドサカモト(本社三条市)、5位は福田組(本社新潟市)だった。

上越地域では、有沢製作所が経常利益18億9874万円で21位(昨年17位)、田辺工業が(本社上越市)が17億8763万円で25位(昨年30位)、ポラテクノ(本社上越市)が15億5071万円で28位(昨年16位)に入った。

経常利益とは、本業を含めた事業全体から会社が経常的に得た利益のことで、企業の経営状態を最も良く示す指標。売上から本業のコストを差し引いた営業利益に、金利などの本業以外の損益を加えたもの。