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市長選の違法ビラ問題 誤指導の原因は法令理解と情報共有の不足 市選管職員処分へ

2か月前

上越市選挙管理委員会は2021年12月10日、臨時会を開き、市長選で落選した野澤朗氏を支援する確認団体が作成したビラなどが、同選管の指導の誤りで公選法に抵触する恐れがある内容で配布された問題について協議した。市長部局が実施した検証の結果、職員の公選法の理解不足と、担当者一人の自己判断で指導が行われ情報共有がなかったことが原因とされた。市選管は、今後市長部局と協議し関係職員の処分を行う。

市選管の誤指導による違法ビラ問題の検証結果を協議した市選管臨時会
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公選法では市長選の確認団体が選挙運動期間中に頒布するビラや看板の掲示には、候補者を類推させる氏名や顔写真などの掲載を禁じている。ビラには顔写真のほか「のざわあきら後援会」と氏名を含む団体の名称が記載され、新聞折り込みで約2万4900枚が配布されたほか、看板も約200枚設置された。市選管の担当者は事前にゲラを3回確認したが、問題ないと指導していた。

検証は市選管の要請を受け、市長部局が実施。検証結果として、選管担当者の公選法などの関係法令の理解不足と事務局内で情報共有せず、県選管への確認も行わなかったことが、誤指導の原因と結論付けた。

池田明選管委員長は事務局に対し、「この問題を受けて見直すべきは見直し、選管職員4人が選挙全体について精通してもらいたい。徹底した事務改善を行ってほしい」と指示した。

渡邉守事務局長は「確認団体の事案の経験がなく、県選管への問い合わせも行なわず反省している。事務局内に課題があったことは明らかで、改善していく」と述べた。

職員の処分は今後市長部局と協議した上で、任命権者の市選管が行うという。

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