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思い出の遊具ともお別れ 水族博物館の「ワンダーランド」で最後に遊んできた

4か月前

皆さんは上越市立水族博物館の2階にある「子供科学館ワンダーランド」を知っているだろうか。遊具や科学展示が並ぶコーナーで、上越出身の人なら、小さい頃に行ったり、自分の子を連れて行ったことが一度はあるのではないか。

水族館の2階にある「ワンダーランド」
ワンダーランド入り口

市立水族博物館は、2018年春の新水族館オープンに向け、現施設での営業を2017年5月14日で終了する。現在の建物は解体撤去され、新水族館の駐車場などとして整備される予定だ。現施設の営業終了とともに、この「ワンダーランド」ともお別れとなる。

現水族館と共に約37年の時を刻んだ施設であり、思い出のある人も多いだろう。かくいう記者の私は、小学生のとき以来立ち寄っておらず記憶も曖昧だ。せっかくなので、お別れ直前のワンダーランドに遊びに行ってきた。

懐かしい水鉄砲がお出迎え

入り口から入ってとすぐに、懐かしい遊具が目に飛び込んできた。カエル、カバ、クジラの3匹と、それを撃つための水鉄砲が並んでいる。

懐かしい水鉄砲。変な電子音が鳴ってちょっと恥ずかしい
水鉄砲

説明によると、『動物たちをよく狙って発射してみよう。どんなあいさつをしてくれるのかな?』。そうそう、確かカエルは目玉を狙えばいいはず……

【動画】3匹とも狙って動かしてみた

ノスタルジーを感じる展示の数々

展示品の多くは水族館の開館当初から設置されているもので、記者が子供の頃に遊んだ時とおそらくほぼ同じままだ。こんな遊具もあったなあと、20年ほど前に遊んだ記憶がよみがえってきた。いくつかの遊具を動画で紹介しよう。

【動画】懐かしの遊具で遊んでみた

小じんまりとした施設だが、他にもいくつかの展示品がある。覚えている人も多いだろう。

子供の頃は物珍しく感じたプラズマボール
プラズマボール

大量の針を下から押し上げる。ちょっと痛い。
大量の釘

色のついた影
色の付いた影

ハンドルを回して電気を起こす
パワーメーター

中身が浮き上がって見えるはずだが......傷んでテープで補修されていた
浮き上がって見える

ブレーメンの音楽隊
ブレーメンの音楽隊

真っ暗な部屋。ブラックライトでTシャツが光る
ブラックライトの部屋

入り口にいるペンギン。手を入れるとテルミンのように音が鳴る
ペンギン

オープン当初は目新しかっただろう展示の数々も、今ではレトロな雰囲気を醸し出している。

37年の歴史をもつ水族館とほぼ同時に開設されており、展示品の老朽化は隠しきれない。スタッフに聞いたところ、「直しては壊れて、直しては壊れての繰り返し」だったそうで、修理にも相当なコストがかかっていたという。それでも途中で放棄されることなく、最後の最後まで維持されてきた。

「じょうえつ号」にも乗ってみた

ワンダーランドの奥には潜水艦型の乗り物がある。看板には時代を感じさせる文字で「シーベンチャーじょうえつ号」と書かれている。

「シーベンチャーじょうえつ号」
じょうえつ号

記者は一度も乗ったことがないし、地元市民でも乗ったことがある人は少ないのではないか。せっかく最後に訪れたので記者が内部を撮影してきた。その様子は次の動画を見てほしい。

【動画】「じょうえつ号」に搭乗してみた

実は佐川急便による寄贈

この「ワンダーランド」の遊具は全て、佐川急便から寄贈されたものだ。入り口付近にそのことを示すプレートが貼られている。

佐川急便からの寄贈を示すプレート
寄贈

佐川急便の創業者である佐川清氏は、板倉町(現在の上越市板倉区)の出身であり、ほかにもリージョンプラザ上越の謙信公像(現在は春日山に移動)や金谷山のスーパーボブスレーなどを寄贈している。

水族館はまもなく長期休館へ

上越市立水族博物館は、現施設での営業をいよいよ5月14日で終了する。同館は、37年間愛された現施設の「お別れ」に向けて、水槽の中に入れるコーナーや寄せ書きができる横断幕を設置している。現施設での最終営業日となる14日の午後2時には休館式典を行い、先月から募集してきた寄せ書きを披露する予定だ。

新水族博物館は、来年2018年4~6月のオープンを目指して工事が着々と進んでいる。

姿を現しつつある新水族博物館(2017年5月12日)
姿を現しつつある新水族館

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