山肌に朱色鮮やか 上越市「国府もみじ園」 11月下旬まで見頃続く

新潟県上越市国府2の「国府もみじ園」で約350本のモミジが朱色に色づき、見頃を迎えている。晴れの日には朝から多くの人が紅葉狩りに訪れている。見頃は3連休明けの2020年11月24日頃まで続く。入場無料。

見頃を迎えた「国府もみじ園」
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同もみじ園は、園主の杉澤志郎さん(78)が所有する自宅の裏山に、37年前からモミジを植え続けて整備した。現在では1haの広大な敷地に約30種類のモミジが植えられている。

杉澤さんによると、野生のモミジは朱色や黄色が混ざるが、あえて品種改良で朱色に色づくものを選んで植えてきたという。このため、山肌が鮮やかに赤くなった光景は圧巻。また種類が豊富なため、長い期間、色付いたモミジを楽しめる。今年の紅葉は昨年と同様にやや遅く、11月に入って始まったが、このところの寒暖差で昨年より色付きはいいという。

天気のよい日は大勢の人が紅葉狩りを楽しんでいる
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朝から晴天に恵まれた11日は、午前9時過ぎから30人近くの人が訪れ、ベンチに座ってモミジを見たり、歩きながら写真を撮ったりしていた。サックスと歌のミニコンサートも開かれ、訪れた人たちは晩秋のひとときを満喫していた。

市内の70代の主婦は「先週初めて来たら、まだ色付き始めだったので、今日は満を持して来た。青空に赤いモミジが本当に見事。演奏も聴けてよかった」と話した。

山肌を朱色に染めるモミジ
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杉澤さんは「最近はSNSで広まり、遠方から来る人も多い。朱色に染まったモミジで、疲れた目を洗い流していただければ」と語った。

時間は午前9時頃から午後4時まで。駐車場が点在しているため、駐車は誘導員の指示に従う。

国府もみじ園」