村山秀幸上越市長 3期目の出馬は? 市議会でベテラン議員が質問

来年10月に2期目の任期満了を迎える上越市の村山秀幸市長(68)。任期満了まで1年を切る中、市議会一般質問で2016年12月8日、ベテラン議員が「3期目は総仕上げ。市民の前で決意を表明してほしい」と出馬表明を求めた。

次期市長選で立候補を表明しているのは、元市議の中川幹太氏(41)だけ。中川氏は今年1月に出馬表明し、4月の市議選には出馬せず、集会やあいさつ回りなど活発に活動している。このほか、元市長の宮越馨氏(75)の名前も取りざたされており、表面化していないところではさまざまな動きがある。

そんな中、村山市長は3期目について態度を明らかにしていないことから、現在7期目で上越市議会一のベテラン、永島義雄議員(76)が一般質問した。永島氏は「同僚議員だった1人(中川氏)は毎日のように運動していて、村山市長が出るか出ないか市民の関心も高い」と述べ、次期市長選への態度表明を求めた。

村山市長に質問する永島議員(左) DSC_00091

村山市長は、市民との対話を通じて行財政改革などに注力してきたこれまでの7年の姿勢について話した上で「今は、これまでの歩みを振り返りながら当面する予算編成に全力を傾注し施策の充実と市民サービスの充実に専念する時期。その先の自らの姿に思いを致す状況には至っていないが、なすべきことに集中する中で今後の考えを整理しまとめたい」と答弁。態度を明らかにしなかった。

村山市長は前回選挙の際には、新年度予算が審議される市議会3月定例会で出馬表明している。

永島議員は「3月から残り7か月で大丈夫ですか」と再質問。自身が当選した7回の選挙、国政などの選挙応援を含めると30回以上という選挙の経験から「機が熟するまでということかもしれないが、選挙はそう甘くない。いいまちを作るにはいいリーダーが必要。突然言われても選挙民もわれわれも迷う。できたら早い決断と表明を要望したい」と質問を締めくくった。

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