安倍晋三首相が2017年10月12日、衆院選新潟6区の自民前職候補の応援に新潟県上越市を訪れ、下門前のかに池公園で演説した=写真=。
安倍首相はこの日、新発田市を皮切りに、新潟市、燕市、三条市、長岡市で応援演説を行いながら県内を縦断し、最後に上越市を訪れた。安倍首相の同市での街頭演説は、昨年6月の参院選以来。
小雨が降る中、午後6時からの街頭演説には約2000人(主催者発表)の支持者や聴衆が集まった。
安倍首相はミサイルなどの北朝鮮問題について「北朝鮮とはこれまで善意の話し合いをし、支援もしてきた。拉致問題を解決しなければ北朝鮮に明るい未来はない。北朝鮮の脅かしに屈するわけにはいかない」と述べた。雇用の拡大や高校生、大学生の就職内定率の過去最高値、外国人観光客の増加、若者の新規就農者の増加など、過去3年間の安倍政権の実績を強調。消費税の使途を変更して、幼児教育の無償化や返済不要の給付型奨学金の拡充、生活費も含めた学生支援などの政策を挙げ「医療、年金、介護など全世代型の社会保障制度に変える」とした。野党共闘については「当選するために党に行ったり、名前を変えたりしている」と批判し、「子供たちの未来を切り開くのは自民党・公明党の連立政権しかない」と訴えた。
演説を終えた安倍首相は集まった支持者らとハイタッチをして車に乗り込んだ。