本格的な降雪期を前に新潟県上越市は、今冬の除雪計画を公表した。北陸新幹線開業後初めての冬を迎えることから、上越妙高駅周辺の市道を新たに重点路線に指定し、駅利用者の交通確保に務める。
計画の基本は前年とほぼ同様で、道路を市民生活や都市機能の維持の観点から六つの区分に分類している。今回新たに同駅周辺を、病院や消防署の周辺と同様に24時間の交通を確保する「重点路線」に指定した。
始発と終着列車の時間に合わせて、駅東西の市道を除雪するほか、消雪パイプを整備した東西のロータリーについても車の往来が少ない場合には雪が溜まることがあるため、随時パトロールを行いながら機械除雪を行うとしている。
同市の今冬の除雪延長は約1753kmで、高速道路で青森市から北九州市までの距離に相当する。今年は民間開発による市道認定などで昨年より3.7km増えた。昨年より7台多い458台の除雪機械で除雪を行う。
また除雪作業の進行状況がリアルタイムに把握できるシステムを昨年同様運用し、市内すべての除雪車の位置を市のホームページでリアルタイムに見ることができる。