70代女性5800万円だまし取られる 特殊詐欺被害 今年県内最高額

妙高警察署は2018年8月6日、新潟県上越地方在住の70歳代の女性が、今年2月上旬から6月21日頃にかけて、総額5800万円の特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。同署によると、ことし県内で届け出を受理した特殊詐欺の被害額としては最高という。

同署によると、女性宅には2月上旬頃から「国民生活センター」や「金融庁」「商品販売会社」の職員を名乗る男から複数回電話があった。男は「あなたの代わりに会員になるので番号を教えてほしい」「代理をしてくれた人が、あなたの番号を使って2000万円分の商品を買った」「あなたが弁償しなければならない」「個人番号を他人に教えたことは犯罪になる」などと話し、現金を要求。女性は6月21日までの間、5回にわたって自宅付近へ現金を受け取りに来た男に、計5800万円の現金を手渡した。

女性は一人暮らしで、その後も金を要求する電話があったことから不審に思い、先月11日に警察に相談。だまされたことに気づいたという。