上越市高田地区などに今冬初の地盤沈下注意報 消雪用地下水の揚水量増加で

前日からのまとまった降雪により消雪用地下水の揚水量が増加し、地盤沈下の恐れがあるとして新潟県は2018年1月11日正午、上越市高田地区を中心とする地域に、今冬初の地盤沈下注意報を出した。

上越市高田地区
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県によると同日午前10時現在、上越市本城町の高田公園内にある観測井戸の地下水位低下量が5.08mとなり、同所での注意報発令基準である5mを超えた。また、上越市栄町の観測井戸の水位低下量は5.43mで、同所の基準6mに迫っている。

県と上越市は消雪用地下水を利用している業者や市民などに対し、電話やファクスなどで節水を求めるほか、広報車を巡回させて注意喚起を行うという。

新潟地方気象台によると、上越市には1月11日午前4時37分に、大雪、風雪、なだれ注意報などが発令された。