県立中央病院で氏名や病名記載の診断書を別の患者に誤交付

新潟県立中央病院は2021年5月20日、患者の住所、氏名、生年月日、病名、入院期間を記載した診断書を別の患者に誤って交付し、個人情報の漏えいが判明したと発表した。

発表などによると今月14日、同病院を受診した患者から診断書の作成を依頼された際、医師が誤って別の患者の診断書を作成。医療クラークが患者氏名などを十分に確認せず、診断書を封筒に入れ、看護師に渡した。看護師も記載内容の確認が不十分なまま、依頼のあった患者へ診断書を交付したという。

18日午後3時半頃、診断書を受け取った患者が、「診断書を提出した勤務先から氏名が間違っていると連絡があった」と同病院へ連絡。交付の誤りが判明したという。

同病院は18日、診断書を受け取った患者に謝罪し、誤って交付した診断書を回収した。翌19日には間違われて診断書が作成された患者にも謝罪した。

同病院は「今後、同様の事案が発生することがないよう、患者確認と書類の内容確認を徹底してまいります」としている。