上越、妙高両市で5人 公務員、高校生、園児らが感染

県などは2021年5月20日、上越市で1人、妙高市で4人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染が判明したのは上越市在住の10代男子生徒、妙高市在住の40代公務員の男女、10歳未満の男児、80代無職男性の計5人。いずれも重症ではない。

上越市の10代男子は県立上越総合技術高校に通う生徒。17日に感染が判明した同校に通う2人の男子生徒の濃厚接触者として検査し、陽性が判明した。発熱、せき、喉の痛みがある。県外往来はない。

妙高市の40代公務員男性は市外で勤務しており、上越、妙高両市の職員ではないという。16日にせきの症状があり、症状が継続したため、18日に医療機関を受診し、検査した。発熱、せき、頭痛、下痢の症状がある。県外往来があるという。

妙高市の40代公務員女性と10歳未満の男児はいずれも40代公務員男性の家族で、濃厚接触者として検査した結果、陽性が判明した。女性は19日に上越市から感染が公表された中郷区総合事務所に勤務する職員。喉の違和感がある。男児は妙高市内の市立保育園に通う園児。無症状だという。

妙高市の80代男性は医療機関入院の際に倦怠感があり、19日に検査を実施。発熱症状があるという。

上越市は40代女性職員の感染を受け、20日は同区総合事務所に臨時窓口を設けたが、21日からは通常窓口を再開する。市民に検査対象者はいないとした。職場の濃厚接触者は3人で、いずれも検査の結果は陰性だったが、健康観察期間の2週間は出勤しないという。

ほか、10歳未満の男児が通う妙高市立保育園は20日から休園しており、24日に再開予定。

県が5人の濃厚接触者を調査中。