気温20度超え 大量のスギ花粉飛散 上越は昨年の100倍以上

高気圧の影響で新潟県上越地方は気温の高い状態が続き、大量のスギ花粉が飛散している。環境省の花粉観測システムによると2018年3月14日午前8時の時点で、上越市の空気中の花粉濃度は1立方m当たり4305個で、昨年3〜5月の平均値の約144倍と今シーズン最も多い。上越市高田では午前11時46分に気温20.8度を記録し、5月上旬並の気温となった。

車のフロントガラスに積もった花粉(2018年3月14日朝、上越市内で)
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上越地方は前日から気温が高く、3月13日の最高気温は18.9度と4月中旬並で、翌14日も午前8時には13.0度、同9時には16.7度と気温が上昇している。

上越市内では、春日山町3の県上越地域振興局健康福祉環境部(上越保健所)の屋上で、花粉の数を測定している。上越市の午前8時時点の花粉濃度は1立方m当たり4305個、午前9時時点では1976個と、昨年3〜5月の平均値30.2個のそれぞれ144倍、65倍という高い数値となっている。

▼環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)
http://kafun.taiki.go.jp/