上越でも350万円被害 コンビニATM不正引き出しで11人逮捕

全国のコンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)から現金18億円余りが不正に引き出された事件で、新潟県警本部組織犯罪対策第二課などの合同捜査班は2016年7月12日、窃盗などの疑いで、六代目山口組系幹部組員を含む11人を一斉に逮捕した。この事件で、上越市や妙高市のコンビニのATMからも計350万円が引き出されていたことが分かった。

発表によると、11人は5月15日早朝、偽造されたカードを使って、県内11か所のコンビニで複数回にわたって現金10万円ずつを引き出し、計1140万円を不正に引き出した疑い。

同課によると、県内では約70店のコンビニで約8800万円の被害が確認されている。捜査班は、防犯カメラの映像などから、11人を特定した。

合同捜査班は、他にも現金を引き出した人物がいるとみて、捜査を進めている。