新潟県上越市にある戦国武将上杉謙信の居城、春日山城跡の「一本イチョウ」が黄金色に色付き、見頃を迎えている。
イチョウは標高約160mの二の丸跡付近にあり、幾段にも区切られた屋敷跡に一本だけ黄金色に輝いている。山城の景観整備のため、市が1999年から15年ほどかけて杉の木を伐採。ふもとの市街地や頂上の本丸跡からよく見えるようになり、初冬の春日山城跡の風物詩となっている。葉が落ちると、まるでじゅうたんのように黄金色が二の丸跡を覆う。
上越市教育委員会文化行政課は「春日山のランドマークとして、ふもとからも眺めてほしい。散ってしまった後も、斜面に敷き積もった様子を楽しむことができる」と話している。見頃は今月末までという。