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新潟県上越市内で飲食店3店を展開する「YAGAIYA」(信田紘基代表)は、2020年6月16日から、上越野菜をふんだんに使った特製サラダを特別価格で販売する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で飲食店への野菜販売量が激減した生産農家を応援する試みで「飲食店も苦しいが、今こそ生産者の力になりたい」と同店では話している。
「上越野菜を発信したい、生産者を盛り上げたい」として、同店では9年ほど前から若手を中心とした地元生産農家15軒と契約。「居食屋YAGAIYA」(同市中央1)、「男気パスタ。ぱぜすこ」(春日新田5)、YAGAIYA分店(石橋1)の3店で使用する野菜のほとんどを作ってもらっていたという。
だが新型コロナの影響で来店客が激減。野菜の仕入れもなくなったことで、農家の生産販売額に大きな影響が及んだ。
これからレタスなどが繁茂の時期を迎えるが、現状では実っても廃棄してしまうことになるという。「生産者に申し訳ない気持ちでいっぱいだった」(信田代表)というが、野菜単体での販売ができないため、店でサラダにして販売することにした。
販売するのは、レタス(ゆきぐに農場)、トマト(久保田農園)、ブロッコリーなど計13種ほどが入った「上越農家の彩り野菜サラダ」(500円)と、「生ハムと温泉卵のシーザー風サラダ」(600円)の2種。いずれもパックにしてあり、1パックで2人分ほどの量があるという。
サラダは「YAGAIYA分店」で、6月16日〜7月19日に販売。販売数は1日各100個で、予約もできる。
期間中、YAGAIYA分店内では料理の提供はしない。テイクアウト用として上越野菜などをたっぷり使った「季節の彩丼」(880円)、日替わり丼(500円)、日替わりカレー(600円)の3種を販売する。
価格は税別。「できるだけ多くの方に野菜を食べていただき、生産農家を応援していただければ」と信田代表は話している。
販売時間は午前11時〜午後3時。予約があれば夕方以降の引き渡しも可。月曜定休。
問い合わせはYAGAIYA分店まで。電話 025-520-9964。