新潟県上越市の高田公園で2019年4月1日、「高田城百万人観桜会」が開幕する。同公園の桜の開花確認は、園内忠霊塔前に立つ樹齢約100年の調査木のソメイヨシノで行われているが、3月23日には赤く染まったつぼみが確認できた。
この日、園内の桜の保全や観察活動などに取り組む地元の環境団体「エコ・グリーン」が市民を対象とした桜の観察会を実施。エコ・グリーンによると桜の開花時期の目安は2月1日からの日平均の積算気温や冬期間の積雪状況が関係しているとし、近年は早い時期から気温の高い日が続くことや、積雪が少ないことなどから過去10年をみても桜の開花時期は年々早まっているという。
昨年2018年は平年よりも9日早い3月30日、過去最も早い開花日に並び、開花宣言された。環境カウンセラーの青木ユキ子さん(69)によると、「今日23日の桜の状態は昨年同時期と同じくらいだが、気温や風で(開花日は)変わる。今年は昨年ほど早くはないのでは」と話している。
日本気象協会が2019年3月23日午後1時に発表した高田公園の桜の予想開花日は4月2日、満開予想日は4月7日。