上越市の新クリーンセンターで「火入れ式」 6月から試運転 10月に本格稼働

新潟県上越市が同市東中島に建設している「(仮称)新クリーンセンター」で2017年5月29日、焼却炉に火を灯す「火入れ式」が行われた。施設はほぼ完成しており、6月から焼却炉の試運転を行い、10月から本格稼働する予定。

上越市東中島で建設中の「(仮称)新クリーンセンター」
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隣接する第1、第2クリーンセンターはいずれも建設から20年以上が経過している。老朽化の影響でごみ処理能力が低下していることから、市では2施設に代わる新クリーンセンターを建設している。14年6月から工事を開始。施工業者は日立造船(谷所敬会長兼社長)で、今年10月末の完成を目指している。

建物の延べ床面積は1万167平方m。ごみの焼却に必要な設備はすでに完成しているため、6月12日から試運転を開始し、10月1日から本格稼働する予定。主に「燃やせるごみ」の焼却に使用し、一日に約85tのごみを処理できる焼却炉を2機用意した。

焼却時の熱を利用する発電設備も整備。電力は同施設で使用するほか、余剰分は東北電力に売電することで年間約2億円の売り上げを見込んでいる。子供たちに環境整備などについて学んでもらおうと、ガラス越しに焼却設備を眺められる見学スペースや学習スペースも設置した。建設費は約122億3500万円。現在使用している2施設については来年度から順次使用を停止し、解体する予定。

ガラス越しに設備を眺められる見学スペース
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社会科見学などの際に活用する学習スペース
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この日の火入れ式では、今後の安全などを祈願して神事が行われた。村山市長は「(新クリーンセンターの建設は)上越の将来を見据えた価値ある投資。この施設が長く大切に使用されることを願う」と話し、制御スイッチを操作して1号炉に火を灯した。谷所会長兼社長が2号炉に点火した。

1号炉に点火する村山市長
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(仮称)新クリーンセンターの場所

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