高田の観桜会入り込み過去最多133万人 目標の150万人には届かず

新潟県上越市は2015年4月20日、今年の高田城百万人観桜会の入り込みが、過去最多の133万2000人だったと発表した。北陸新幹線開業後初の観桜会で、目標としていた150万人には届かなかったものの、市では開業効果があったと分析している。

今年の観桜会は4月3〜19日の17日間の会期で開催された。高田公園の桜は開幕前日の2日に開花し、9日に満開となった。会期中を通じて雨天や気温の低い日が続いたが、新幹線利用客が上越妙高駅からのシャトルバスなどで訪れたほか、11日は航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」による展示飛行が予定され、天候不順で中止となったがこのイベントだけで9万5000人が訪れた。

4月11日正午頃の会場の様子
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また善光寺(長野市)御開帳と組み合わせたツアーも多く、観桜会に来た大型観光バスは前年比約1割増の737台となった。

人出のピークは天候に恵まれた12日の日曜だった。

同市では「天気の影響で目標の150万人には届かなかったが、新幹線開業に向けたこれまでの大規模なピーアール活動などにより関東方面を中心とした来場者や外国人観光客を確保でき、一定の開業効果はあった」としている。

これまで入り込みが最多だったのは天候に恵まれた昨年の131万3000人で、3年連続で過去最多を更新した。