冬眠から目覚め活動開始 上越市などでクマ目撃

新潟県上越市三和区で2015年4月13日、妙高市では4月15日にクマが目撃された。上越市に寄せられたクマの目撃情報は本年度初めて。上越市ではクマが活動を始めたとして、ホームページや防災無線などで市民に注意を呼びかけるとともに、目撃地点周辺のパトロールを行っている。

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上越市によると、4月13日午前9時30分ごろ、三和区神田のため池「よしだの谷内」付近で、農作業中の男性が体長1mほどのクマ1頭を目撃した。クマは南の山林へと逃げ、人や物への被害はなかった。

4月15日午後1時15分頃、妙高市長沢の廃校になった旧長沢小学校付近で、同市職員が体長約1mの熊1頭を目撃した。熊は山の方に逃げていった。

熊を発見した職員の通報で妙高警察署の署員が現場へ向かったが、熊を発見できなかった。熊が発見されたのは住宅まで約200mのところ。同市と同署は付近住民に注意を呼びかけている。