妙高市で振り込め詐欺 60代女性が200万円被害

妙高署は2015年4月8日、新潟県妙高市居住の60代女性から振り込め詐欺被害の被害届を受理したと発表した。被害額は合計200万円。

発表によると、3月31日午前、女性の自宅に息子を名乗る男から「不倫で裁判沙汰になった」などと電話があった。翌4月1日に同じ男から「100万円を弁護士宛てに振り込んでほしい」と言われて金融機関で現金を指定の口座に振り込み、2日も同様の電話請求で100万円を振り込んだ。

さらに3日にも同じ男から電話があり「昨日振り込んだ口座が凍結され、相手方に渡らなかった。別の口座に100万円を振り込んでほしい」と言われ、金融機関で振り込み手続きをした。金融機関で後処理を進めていたところ、詐欺に使われている可能性が高いとされている口座であることが判明したため、口座を凍結のうえ、手続きを保留。女性に「詐欺ではないか」と連絡した。女性は同署に相談し、7日に被害届を提出した。

同署では「家族などからお金の振り込みの依頼があった場合、すぐに応じず、折り返し本人などへ連絡し確認してほしい」と呼び掛けている。

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