新潟県上越市本町6の高田世界館は高田城百万人観桜会に合わせ2015年4月4~17日、往年の名作映画「伊豆の踊子」「幕末太陽傳」の2本をフィルムで上映する。
「伊豆の踊子」(西河克己監督・1963年)は吉永小百合主演。当時まだ高校生だった吉永の初々しい魅力があふれる作品。共演は高橋英樹。同館では昨年9月、山口百恵主演版を上映しており、比べて見るのも楽しい。原作はノーベル賞作家、川端康成の小説。上映時間は4、5日が午後2時30分、6~10日が午前10時30分、午後2時の2回。火曜休映。
「幕末太陽傳」(川島雄三監督・1957年)は、戦後の日本映画の記念碑的作品。幕末を舞台に遊郭で繰り広げられるドタバタを軽妙なタッチで描く。フランキー堺の名演が光る。石原裕次郎、左幸子、南田洋子、岡田真澄、小沢昭一、芦川いづみ、殿山泰司、西村晃、二谷英明、小林旭など脇役がすごい。モノクロ作品。上映は11~17日で、時間は午後1時、同4時の2回。火曜休映。
同館では「全国からお客がやってくる観桜会のシーズンに、高田世界館のレトロな魅力を感じてほしい」と話している。
料金は一般1200円、シニア(60歳以上)1000円、学生500円。問い合わせは同館の上野さん、 090-4492-4092。